精選版 日本国語大辞典 「来意」の意味・読み・例文・類語 らい‐い【来意】 〘 名詞 〙① 文章、特に手紙の趣意。来書の趣旨。[初出の実例]「此章来意者」(出典:勝鬘経義疏(611)法身章)「信玄公、家康と御無事の信長へ御返事の御書は、度々来意(ライイ)珍々重々候」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品三八)[その他の文献]〔後漢書‐公沙穆伝〕② 訪問した理由。来訪のわけ。[初出の実例]「併し其意外は、兼頭氏の来意を聞くに及むで更に幾十倍したのであった」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「来意」の読み・字形・画数・意味 【来意】らいい 申し出られたお考え。貴意。〔後漢書、方術下、公沙穆伝〕富人王仲り、千金を致す。穆(ぼく)に謂ひて曰く、方今の世、を以て自らず。吾(われ)百を奉じて、子(し)の與(ため)にと爲さん、何如(いかん)と。對へて曰く、來厚し。夫(そ)れ富貴は天に在り、之れを得るに命りと。字通「来」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報