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デジタル大辞泉の解説

く【来】

[動カ変]く(来)る」の文語形

け【来】

動詞「く(来)」の連用形「き」の上代東国方言。
「水鳥の発(た)ちの急ぎに父母に物言(は)ずにて今ぞ悔しき」〈・四三三七〉

こ【来】

動詞「く(来)」の命令形。平安時代までは「よ」をつけない形で用いられた。→来(く)る
「この寮(つかさ)に詣(まう)で―」〈竹取

らい【来】[人名]

鎌倉中期から南北朝時代山城で活躍した刀工家名高麗(こうらい)から渡来した国吉が祖とされるが、現存作刀はその子国行に始まる。

らい【来】

[連体](日付・年月などで)この次の。きたる。「場所」「シーズン」
[接尾]時などを表す語に付いて、その時から現在まで続いている意を表す。以来。このかた。「数日」「昨年」「一別

らい【来〔來〕】[漢字項目]

[音]ライ(呉)(漢) [訓]くる きたる きたす
学習漢字]2年
こちらにくる。近づいてくる。「来意来客来信来日(らいにち)来賓来訪遠来往来帰来去来光来再来襲来新来伝来渡来舶来飛来
これまで経てくる。起こりきたる。「来由来歴由来
過去のある時点から今まで。このかた。「以来元来近来古来在来爾来(じらい)従来生来年来本来夜来
時間的に、これからくる。「将来未来
今の次の。「来月来週来春来世来年
[名のり]き・く・こ・な・ゆき
[難読]帰去来(かえりなんいざ)出来(しゅったい)

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大辞林 第三版の解説

く【来】

( 動カ変 )
くる

け【来】

( 動 )
カ変動詞「来」の連用形「き」の上代東国方言。 「父母にもの言はず-にて今ぞ悔しき/万葉集 4337

こ【来】

カ行変格活用動詞「く」の命令形の古形。こい。 「旅にても喪なくはやと我妹子が結びし紐はなれにけるかも/万葉集 3717」 「こち、と言ひて/大和 103」 〔平安中期以降には、「かしこに物して整へむ、装束そうずくしてこよ/蜻蛉 」「こちこよ、と呼びよせて/宇治拾遺 5」のように間投助詞「よ」を添えた「こよ」の形も用いられるようになり、以後「こよ」が次第に優勢になってゆく〕 → 来る

らい【来】

時などを表す名詞の上に付いて、次の、来たる、の意を表す。 「 -学期」 「 -年度」 「 -場所」
時などを表す名詞の下に付いて、その時から今まで、それ以来、の意を表す。 「昨年-の懸案」 「先週-、気分がすぐれない」

らい【来】

姓氏の一。鎌倉中期から南北朝時代にかけて栄えた、京都の刀工群の家名。国行くにゆき・国俊くにとし・国光くにみつ・国次くにつぐらがおり、山城やましろ物を代表する。

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