東洋毛様線虫(読み)とうようもうようせんちゅう(その他表記)Trichostrongylus orientalis

精選版 日本国語大辞典 「東洋毛様線虫」の意味・読み・例文・類語

とうよう‐もうようせんちゅうトウヤウモウヤウセンチュウ【東洋毛様線虫】

  1. 〘 名詞 〙 人体寄生する線虫類一種小腸基部に寄生。体は長さ五ミリメートルほどで、幅が〇・〇七~〇・〇八ミリメートルと非常に細い。

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関連語 名詞

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東洋毛様線虫」の意味・わかりやすい解説

東洋毛様線虫
とうようもうようせんちゅう
Trichostrongylus orientalis

袋形動物門線虫綱円虫目毛様線虫科。体長は雄4~6mm,雌5~7mm。おもにヒトの小腸に寄生する線虫で,形態,生活史などが鉤虫に似ている。日本,韓国,中国などに分布する。虫卵は糞便とともに排出され,外界で孵化して第1期幼虫となり,さらに発育脱皮して第2期幼虫になり,その中に第3期幼虫が発育してくると,今度は脱皮せずに感染幼虫となり,経口的に感染する機会を待つ。本種が多数寄生すると腹痛下痢などを引起す。駆虫には,四塩化エチレン,オーミン,アルコバールなどが用いられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「東洋毛様線虫」の意味・わかりやすい解説

東洋毛様線虫
とうようもうようせんちゅう
[学] Trichostrongylus orientalis

線形動物門双腺(そうせん)綱円虫目に属する小形の寄生虫

[編集部]

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