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杵屋勘五郎(5代) きねや かんごろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

杵屋勘五郎(5代) きねや-かんごろう

1875-1917 明治-大正時代の長唄三味線方。
明治8年4月14日生まれ。杵屋宗家12代六左衛門の次男。喜三郎をへて明治35年5代勘五郎を襲名。演奏と作曲双方にすぐれ,兄の13代六左衛門とともに歌舞伎長唄の育成につくした。大正6年3月24日死去。43歳。東京出身。本名は石原広吉。作品に「新曲浦島」(兄と合作),「島の千歳(せんざい)」など。

出典|講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて | 情報 凡例

朝日日本歴史人物事典の解説

杵屋勘五郎(5代)

没年:大正6.3.24(1917)
生年:明治8(1875)
明治大正期の長唄三味線方。12代目杵屋六左衛門の次男。本名広吉。父六左衛門は,はじめ広吉を堅気の商人にしようとしたが,その技量がすばらしく,長唄界にとどめたという。初名2代目栄蔵。13代目喜三郎を経て明治35(1902)年,5代目勘五郎を襲名する。兄の13代目六左衛門と共に歌舞伎長唄の育成に努めるとともに,積極的に関西に進出して江戸長唄を広め,植木店派(杵屋六左衛門家)の隆盛を図った。不幸にも病魔に冒され42歳で没したが,特にその作曲技量は兄をしのぐものがあり,「里廼四季」「新曲浦島」(ともに兄弟の合作),「島の千歳」「多摩川」などを残している。勘五郎の名跡は,平成期まで6代を数える。<参考文献>町田博三『長唄稽古手引草』

(植田隆之助)

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