杵屋喜三郎(5代)(読み)きねや きさぶろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「杵屋喜三郎(5代)」の解説

杵屋喜三郎(5代) きねや-きさぶろう

1649?-1715? 江戸時代前期-中期の長唄三味線方。
慶安2年?生まれ。2代杵屋勘五郎(杵屋宗家3代)の次男。宗家5代。宗家(喜三郎)の代数は勘五郎,六左衛門名義をふくめ,15代をかぞえる。兄の宗家4代六左衛門が病身のため,跡をつぐ。元禄(げんろく)15年江戸中村座の顔見世番付にその名がある。「酒呑童子(しゅてんどうじ)」「槍踊」などを作曲したという。正徳(しょうとく)5年5月12日?死去。67歳?

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例