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チャールズ Charles, Robert Henry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チャールズ
Charles, Robert Henry

[生]1855.8.6.
[没]1931.1.30.
イギリスの聖書学者。ロンドンで牧会ののち,ダブリンで 1898年から聖書ギリシア語教授,オックスフォード大学神学教授 (1906) となり,また 1913年からはウェストミンスターの参事,19年からはウェストミンスターの大執事をつとめた。ユダヤ教偽書や黙示文学の研究に貢献した。"The Apocrypha and Pseudepigrapha of the Old Testament" (1913) の編集者。主著"Religious Development between the Old and the New Testaments" (14) ,"Revelation,ICC" (2巻,20) ,"The Book of Daniel" (29)。

チャールズ
Charles, Ray

[生]1930.9.23. ジョージア,オールバニ
[没]2004.6.10. カリフォルニア,ビバリーヒルズ
アメリカ合衆国のミュージシャン。本名 Ray Charles Robinson。しゃがれ声の独創的で情感あふれる歌い方を得意とする,20世紀のポピュラー音楽界を代表する巨匠。ソウル・ミュージックの発展に貢献した。貧しい母子家庭に育つが幼い頃にピアノを始めた。7歳までに完全失明したが,10代でブルース・バンドのピアニストとしてツアーに参加,1950年にはブルースを歌い始める。1950年代後半には徐々に独自のスタイルを確立し,サクソフォーン奏者のデビッド・ニューマンやハンク・クローフォードらとバンドを組んで『トーキング・アバウト・ユー』『ロンリー・アベニュー』などゴスペル・ソングを土台にしたリズム・アンド・ブルースをヒットさせた。『ホワッド・アイ・セイ』(1959)は初のミリオンセラー,『旅立てジャック』(1961)も大ヒット。『わが心のジョージア』(1960)や『愛さずにいられない』(1962)ではストリング・オーケストラをバックにし,一方ビッグ・バンド・ジャズでピアノとアルト・サクソフォーンの両方を担当した。10人以上子供をもうけ,20年近く麻薬におぼれるなど私生活は波乱に富んでいた。グラミー賞を 13回受賞。1978年に自伝『ブラザー・レイ』Brother Ray, Ray Charles' Own Storyを出版。

チャールズ
Charles, Prince of Wales

[生]1948.11.14. ロンドン
イギリスの王位継承者。フルネーム Charles Philip Arthur George, prince of Wales and earl of Chester, duke of Cornwall, duke of Rothesay, earl of Carrick and Baron Renfrew, Lord of the Isles, and Prince and Great Steward of Scotland。イギリス女王エリザベス2世エディンバラ公の長男。1967年ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに入学,またウェールズ語の習得のためウェールズ大学にも通った。1971年イギリスの王位継承者として初めて学士号を取得。1971~76年イギリス海軍に所属。現代建築に関心が高く,1989年に著書『英国の未来像:建築に関する考察』A Vision of Britain: a personal view of architectureを発表,1992年には BREトラスト(イギリス建築研究財団)の前身となるプリンス・オブ・ウェールズ・インスティテュート・オブ・アーキテクチャを設立した。1981年7月29日,スペンサー伯の三女ダイアナと結婚。ロイヤルウェディングは世界中のメディアが注目する一大イベントとなり,何億人もの人々がテレビ中継を見守った。1982年長男ウィリアムが,1984年二男ヘンリーが誕生。結婚生活はタブロイド紙の執拗な詮索や不倫の噂のなか悪化の一途をたどり,1992年夫妻は別居,1996年正式に離婚した。2005年,長年交際してきたカミラ・パーカー・ボウルズと再婚した。

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デジタル大辞泉の解説

チャールズ(Charles)

英国王。
[1600~1649](1世)在位1625~1649。ジェームズ1世の子。1628年権利請願を承認。のち、議会と対立してピューリタン革命を引き起こし、捕らえられて処刑された。
[1630~1685](2世)在位1660~1685。の次男。ピューリタン革命中はフランスに亡命、1660年王政復古とともに即位したが、国民との約束を破り議会と対立。ロイヤルソサエティーの創立者。

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百科事典マイペディアの解説

チャールズ

米国のソウル歌手,ピアノ奏者。本名Ray Charles Robinson。幼いころに視力を失いながらも音楽を学び,N.K.コールの影響を基盤に独自のスタイルを生み出した。
→関連項目ソウル・ミュージック

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世界大百科事典 第2版の解説

チャールズ【Ray Charles】

1930‐
アメリカの黒人歌手,ピアニスト,作曲家。1932年生れともいわれる。7歳のとき病気で視力を失い,盲学校でピアノを学んで卒業後すぐにプロ・ミュージシャンとなる。さまざまな試みの後,1954年,リズム・アンド・ブルースにゴスペルやジャズの要素を取り入れた独自の音楽を作り上げ,それがソウル・ミュージックを生む基盤となった。《ホワッド・アイ・セイWhat’d I Say?》《わが心のジョージアGeorgia On My Mind》《愛さずにはいられないI Can’t Stop Loving You》など日本でも親しまれているヒット曲が多い。

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大辞林 第三版の解説

チャールズ【Charles】

(一世)(1600~1649) イギリス、スチュアート朝の王(在位1625~1649)。ジェームズ一世の次男。課税強化を図って議会と対立、権利請願を承認したが、議会を開かず専制政治を強行。ピューリタン革命を引き起こし、処刑された。
(二世)(1630~1685) イギリス、スチュアート朝の王(在位1660~1685)。の次男。ピューリタン革命によりフランスへ亡命、1660年王政復古により帰国。ルイ一四世と密約を結び旧教復活を企て、議会との対立を深め名誉革命の遠因をつくった。
カール 」に同じ。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

チャールズ
ちゃーるず
Ray Charles
(1930―2004)

アメリカの歌手、ピアノ奏者、アルトサックス奏者、ソングライター。本名レイ・チャールズ・ロビンソンRay Charles Robinson。ジョージア州オルバニーに生まれ、フロリダで育った。病気のため7歳のときに失明し、1937年から45年まで盲目児童のための州立学校でクラシックのピアノとクラリネットを学ぶ。47年からいくつかの楽団に参加した後、48年シアトルに移住。ナット・キング・コール・トリオを範としてマクソン・トリオMcSon Trioを結成、ジャズとブルースで注目され、49年からレコード録音を始める。54年に自身の楽団を結成。『アイ・ガット・ア・ウーマン』I Got a Woman(1955)、『ハレルヤ、アイ・ラブ・ハー・ソー』Hallelujah, I Love Her So(1956)などを皮切りにヒットを連発、『ホワッド・アイ・セイ』What'd I Say(1959)が初のミリオンセラーとなる。『わが心のジョージア』Georgia on My Mindで60年度グラミー賞最優秀シングル男性歌唱賞を受賞、その後93年の『ア・ソング・フォー・ユー』A Song For Youなどグラミー賞を生前に計12回受賞、2005年には遺作となったアルバム『ジーニアス・ラヴ』Genius Loves Companyで同賞最優秀アルバム賞、ノラ・ジョーンズとのデュエット曲「ヒア・ウィ・ゴー・アゲイン」Here We Go Againで最優秀レコード賞など計8部門で受賞した。ブルースの精神を広く現代人に再認識させた功績は大きく、「ジニアス」(天才)と称され、敬愛された。89年(平成1)にサザンオールスターズの桑田佳祐作『いとしのエリー』の英語詞版『エリー・マイ・ラブ』Ellie My Loveが日本で発売されて大ヒットした。[青木 啓]
『ティモシー・ホワイト著、石岡公夫・月村澄江訳『ロック伝説上巻 プロフィールとインタビュー36』(1995・音楽之友社) ▽Ray Charles, David Ritz:Brother Ray;Ray Charles' Own Story(1992, Da Capo Press)』
「『ホワッド・アイ・セイ』『ハレルヤ・アイ・ラブ・ハー・ソー』CD(1989・ダブリューイーエー・ジャパン) ▽『バース・オブ・ソウル』CD(1991・イーストウエスト・ジャパン) ▽『ソング・フォー・ユー』CD(1993・ダブリューイーエー・ジャパン) ▽『ヴェリー・ベスト・オブ』CD(2000・イーストウエスト・ジャパン) ▽『サンクス・フォー・ブリンギング・ラヴ~いとしのエリー』CD(2002・ビクターエンタテインメント) ▽『ジーニアス・ラヴ~永遠の愛』CD(2004・ビクターエンタテインメント) ▽『ザ・ジニアス・オブ・ソウル』DVD(2004・コロムビアミュージックエンタテインメント) ▽『ライヴ・イン・ブラジル1963』DVD(2005・ワーナーミュージック・ジャパン)」

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世界大百科事典内のチャールズの言及

【ソウル・ミュージック】より

…〈ソウル〉はスラングとして,アメリカ黒人間の共通意識,特有の資質などを感覚的に表し,ソウル・ミュージックも〈魂の音楽〉という意味に解するよりも,アメリカ黒人の自己確認のための音楽といった含みでとらえるべきであろう。 強烈なビートとステージ・アクションで聴衆を引きつけていたリズム・アンド・ブルースがソウル・ミュージックへ転換する先駆をなしたのは,歌手でピアニストのレイ・チャールズと歌手のサム・クックSam Cooke(1935‐64)である。ともに50年代後半に,ゴスペルの要素をリズム・アンド・ブルースに持ち込んだ曲をヒットさせた。…

※「チャールズ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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