松前神社(読み)まつさきじんじや

日本歴史地名大系 「松前神社」の解説

松前神社
まつさきじんじや

[現在地名]畑野町松ヶ崎

こう鼻の根元にある。祭神武甕槌命・経津主神・天児屋根命・姫大神。もと北西の山上字なかひらにあったという。旧郷社。「延喜式」神名帳の羽茂はもち郡二座のうちの「度津ワタツノ神社」とする説が近年有力となっている(万都佐木)。古くは春日大明神と号し、慶長一四年(一六〇九)の大檀那大久保石見守長安の再建棟札があり、棟梁は越前吉田某とある。

松前神社
まつまえじんじや

[現在地名]松前郡松前町字松城

福山城の北ノ丸跡に鎮座。祭神武田信広。旧県社。明治一二年(一八七九)松前氏の始祖武田信広の顕彰機運がにわかに高まり、同一四年神社創立の許可を得て翌年本殿以下を創建。無格社であったため大正三年(一九一四)福山町長金田弥太郎の音頭で社格昇進の運動がもち上り、同七年運動が功を奏し県社に列し、神饌幣帛供進神社となる(松前町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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