松島詩子(読み)マツシマ ウタコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「松島詩子」の解説

松島 詩子
マツシマ ウタコ


職業
歌手

専門
ソプラノ

肩書
松島詩子音楽歌謡研究会主宰

本名
内海 シマ

別名
芸名=柳井 はるみ

生年月日
明治38年 5月12日

出生地
山口県 柳井市

学歴
柳井高女卒

経歴
昭和6年文検に合格し、広島県忠海高女教諭。のち声楽家を志望して上京、浅野千鶴子、原信子等に師事。7年「ラッキーセブンの歌」でデビューし、レコード大賞特別賞受賞。「潮来の雨」(9年)「マロニエ木蔭」(12年)「喫茶店の片隅で」(30年)などがヒットしたほか、各地の小学校での歌唱指導で「月の砂漠」の流行に功があった。12年初のリサイタルを開き「蝶々夫人」を歌った。13年歌劇団パヴォーを組織し、オペラボッカチオ」を公演するなど、歌謡曲以外でも活躍。26〜35年NHK紅白歌合戦に出場。芸名はレコード会社によりまちまちで10幾つもあるが、松島詩子は山田耕筰命名による。著書に「わが心の星・歌」。没後の平成12年山口県柳井市に松島詩子記念館が開館した。

受賞
勲四等瑞宝章〔昭和53年〕 日本レコード大賞(特別賞 第23回)〔昭和56年〕,日本演歌大賞(功労賞 第10回)〔昭和59年〕,柳井市名誉市民

没年月日
平成8年 11月19日 (1996年)

伝記
大久保怜のナツメロの人々浅草のおんな 大久保 怜 著鈴木 としお 著(発行元 燃焼社冬青社 ’02’99発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「松島詩子」の解説

松島 詩子
マツシマ ウタコ

昭和期の歌手(ソプラノ) 松島詩子音楽歌謡研究会主宰。



生年
明治38(1905)年5月12日

没年
平成8(1996)年11月19日

出生地
山口県柳井市

本名
内海 シマ

別名
旧芸名=柳井 はるみ

学歴〔年〕
柳井高女卒

主な受賞名〔年〕
勲四等瑞宝章〔昭和53年〕,日本レコード大賞(特別賞 第23回)〔昭和56年〕,日本演歌大賞(功労賞 第10回)〔昭和59年〕,柳井市名誉市民

経歴
昭和6年文検に合格し、広島県忠海高女教諭。のち声楽家を志望して上京、浅野千鶴子、原信子等に師事。7年「ラッキーセブンの歌」でデビューし、レコード大賞特別賞受賞。「潮来の雨」(9年)「マロニエの木蔭」(12年)「喫茶店の片隅で」(30年)などがヒットしたほか、各地の小学校での歌唱指導で「月の砂漠」の流行に功があった。12年初のリサイタルを開き「蝶々夫人」を歌った。13年歌劇団パヴォーを組織し、オペラ「ボッカチオ」を公演するなど、歌謡曲以外でも活躍。26〜35年NHK紅白歌合戦に出場。芸名はレコード会社によりまちまちで10幾つもあるが、松島詩子は山田耕筰の命名による。著書に「わが心の星・歌」。没後の平成12年山口県柳井市に松島詩子記念館が開館した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松島詩子」の解説

松島詩子 まつしま-うたこ

1905-1996 昭和時代の歌手。
明治38年5月12日生まれ。昭和7年コロムビアから「ラッキーセブンの歌」でデビュー。その後「マロニエの木蔭」などマロニエシリーズがヒット。またオペラ・パボ座を組織し,ソプラノ歌手としても活動した。平成8年11月19日死去。91歳。山口県出身。柳井高女卒。本名は内海シマ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「松島詩子」の解説

松島 詩子 (まつしま うたこ)

生年月日:1905年5月12日
昭和時代の歌手
1996年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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