コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

松崎天神縁起 まつざきてんじんえんぎ

2件 の用語解説(松崎天神縁起の意味・用語解説を検索)

防府市歴史用語集の解説

松崎天神縁起

 松崎天神[まつざきてんじん](防府天満宮[ほうふてんまんぐう])が建てられた由来を描いた絵巻物[えまきもの]で、1311年頃に描かれました。全部で6巻あります。また、保存目的で室町時代後半に描かれたものもあり、こちらは大内義興[おおうちよしおき]が京都にいる時に土佐光信[とさみつのぶ]に描かせたものです。

出典|ほうふWeb歴史館
Copyright 2002,Hofu Virtual Site Museum,Japan
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

松崎天神縁起
まつざきてんじんえんぎ

天神縁起絵巻の一つ。鎌倉末期の作で、山口県・防府(ほうふ)天満宮蔵。重文。6巻からなり、第1~第5巻は『北野天神縁起』弘安(こうあん)本の内容とほぼ等しく、菅原道真(すがわらのみちざね)の一代記と死後の霊験譚(れいげんたん)が説かれる。第6巻には松崎神社草創の由来が添えられる。すなわち、道真が九州に左遷の途次、周防(すおう)国勝間浦に立ち寄った際「此地(このち)いまだ帝土をはなれず、願はくば居をこの所に占めむ」と誓ったことから、904年(延喜4)に創立された旨が叙されている。第6巻の奥書により、1311年(応長1)、時の国司土師(はじ)信定がつくらせたことがわかる。克明な描写、濃墨の輪郭線に濃麗な彩色を施した画風が特徴的で、当時の絵巻の代表作の一つにあげられる。[村重 寧]
『小松茂美編『続日本絵巻大成16 松崎天神縁起』(1983・中央公論社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

松崎天神縁起の関連キーワード鈴木高鞆牛天神天神講初天神防府天満宮天神山古墳松崎天神三天神松崎観瀾

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone