朝日日本歴史人物事典 「松本山雪」の解説
松本山雪
生年:生年不詳
江戸前期の絵師。本名は恒則。初名は庄三郎。岨巓,心易とも号した。近江(滋賀県)の出身だが,寛永12(1635)年に松山藩(愛媛県)松平家初代貞行に従って松山に移り,2人扶持を得て御用絵師となる。画馬を得意としたほか,「宮島図屏風」(東京国立博物館蔵)などの景物画も描いた。養子山月が跡を継いだ。<参考文献>松山市立子規記念博物館『松山の藩絵師展/図録』
(川本桂子)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報