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松襲 まつがさね

大辞林 第三版の解説

まつがさね【松襲】

襲の色目の名。表は萌黄、裏は紫。中陪なかべを加えるときは香。また、表青・裏紫あるいは表青・裏赤とも。五つ衣では蘇芳すおうの濃淡、萌黄の匂、単ひとえは紅。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

松襲
まつがさね

一中節の曲名。1806年(文化3)初世菅野序遊(すがのじょゆう)の作曲といわれる。松襲とは、襲装束(かさねしょうぞく)の色合いの種類のことで、公家(くげ)の装束をつくる山科(やましな)流では、表は萌黄(もえぎ)、裏は紫である。この曲では、松に関係のあることばや松の種類を歌詞に歌い込み、年月を経ても緑色の変わらぬ松のように御代が栄えることを祝している。廓(くるわ)気分を歌った箇所には、三下りの曲調を配している。[茂手木潔子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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