板倉宿(読み)いたくらしゆく

日本歴史地名大系 「板倉宿」の解説

板倉宿
いたくらしゆく

[現在地名]岡山市吉備津

近世山陽道の宿駅備前との国境近くにあり、東の岡山宿まで二里一二町、西の川辺かわべ宿(現吉備郡真備町)まで三里。寛文―延宝(一六六一―八一)頃、宮内みやうち村にあった本陣(中田家)を板倉村内の東方家に移したのを機に成立した。このいきさつ、また板倉村の村高が少ないこともあってか、宿駅役儀は両村それぞれ「半分構」で負担したが、常備伝馬の八疋は板倉村持ちであった(安永八年「宿除地願」東方文書)。往来御用も宮内・板倉、矢部やべ(現倉敷市)三村で勤め、地子免除も宮内一五石・板倉五石・矢部五石であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む