林包明(読み)ハヤシ カネアキ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「林包明」の解説

林 包明
ハヤシ カネアキ


肩書
自由党幹事

生年月日
嘉永5年(1852年)

出身地
高知県

経歴
藩立陸軍兵学校に学び、のち大阪に出て自由民権運動に参加、河野広中、片岡健吉らと交わり、明治13年自由党結成で幹事となった。15年政府に弾圧され東京で入獄。出獄後著述と子弟の教育に従事。18年日本英学館を設立星亨、山田泰造らと「公論新報」を発行。20年保安条例により東京追放となるが、22年憲法発布で特赦された。

没年月日
大正9年6月17日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「林包明」の解説

林包明 はやし-かねあき

1852-1920 明治時代の自由民権運動家。
嘉永(かえい)5年生まれ。愛国社大会に参加,国会期成同盟にくわわり,明治14年結成の自由党の幹事となる。翌年政府の弾圧で入獄。出獄後,日本英学館を設立し,星亨(とおる)らと「公論新報」を発行。20年保安条例により東京から追放された。大正9年6月17日死去。69歳。土佐(高知県)出身

林包明 はやし-ほうめい

はやし-かねあき

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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