林叟院(読み)りんそういん

日本歴史地名大系 「林叟院」の解説

林叟院
りんそういん

[現在地名]焼津市坂本

高草たかくさ山の南麓にある。高草山と号し、曹洞宗本尊如意輪観音。文明三年(一四七一)小川こがわの土豪長谷川正宣(法永長者)石雲せきうん(現榛原町)崇芝性岱の弟子賢仲繁哲を迎え、小川会下之島えげのしま海浜建立、林双院と号した。明応六年(一四九七)現在地に移転、現寺号に改称した。翌七年大風雨と地震による津波で旧寺地は海中に没したという。賢仲繁哲は石雲院の輪住が始まった延徳三年(一四九一)を含めて四回石雲院に住し、文亀元年(一五〇一)大洞だいどう(現森町)の輪住を勤め、賢仲派の基礎を築いた。永正七年(一五一〇)弟子大樹宗光が島田静居じようこ(のち静居寺)を開創すると同院に閑居し、同九年没した(「日本洞上聯灯録」「駿国雑志」など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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