果報は寝て待て(読み)カホウハネテマテ

デジタル大辞泉 「果報は寝て待て」の意味・読み・例文・類語

果報かほう

幸福の訪れは人間の力ではどうすることもできないから、焦らずに時機を待て。

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関連語 実例 世話 初出

精選版 日本国語大辞典 「果報は寝て待て」の意味・読み・例文・類語

かほう【果報】 は 寝(ね)て待(ま)

  1. 幸運は自然とやって来るのを気長に待つべきだ、あせらないで待てばいつかは必ずやって来る、ということ。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
    1. [初出の実例]「むかしよりの世話にも、果報(クホウ)は寝(ネ)てまて、天道は人をころさずといふ事があるからはとて」(出典咄本・当世軽口咄揃(1679)四)

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ことわざを知る辞典 「果報は寝て待て」の解説

果報は寝て待て

本当によい結果は、自分の力で招き寄せるものではないから、向こうからやってくるのを焦らず待っていればよい。

[使用例] まあ、そんなに急がないで、大船に乗った気で待っているさ。果報は寝て待てって言うじゃないか[芥川龍之介*妖婆|1919]

[解説] 「果報」は、前世でのさまざまの所為原因となり吉凶禍福の報いを受けること。本来は善悪ともに含む語ですが、日本では多くよい報いの意で用いられます。

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