果断(読み)カダン

デジタル大辞泉 「果断」の意味・読み・例文・類語

か‐だん〔クワ‐〕【果断】

[名・形動]物事を思いきって行うこと。決断力のあること。また、そのさま。「果断処置」「積極果断
[派生]かだんさ[名]

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精選版 日本国語大辞典 「果断」の意味・読み・例文・類語

か‐だんクヮ‥【果断】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) 思い切って物事を行なうこと。決断力のあること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「義は天徳の利にして人間果断(クヮダン)の神理、天下の故に感通して天下の務をなす本なれば」(出典翁問答(1650)下)
    2. 「君は果断だよ」(出典:雁(1911‐13)〈森鴎外〉二三)
    3. [その他の文献]〔書経‐周官〕
  3. 仏語煩悩を断つことを子断というのに対して、苦果を離れること。〔北本涅槃経‐二九

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普及版 字通 「果断」の読み・字形・画数・意味

【果断】か(くわ)だん

思いきりよく決断する。〔書、周官〕惟(こ)れ克(よ)く果斷なれば、乃ち後艱罔(な)し。

字通「果」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「果断」の解説

果断

今野敏の小説。「隠蔽捜査」シリーズ第2作。2007年刊行。2008年第21回山本周五郎賞、第61回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞

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