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柑皮症 カンピショウ

4件 の用語解説(柑皮症の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

かんぴ‐しょう〔‐シヤウ〕【×柑皮症】

柑橘(かんきつ)類・カボチャトマトなどを大量摂取したとき、それに含まれるカロテンが皮膚に沈着して、黄色っぽくなる状態。

出典|小学館
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家庭医学館の解説

かんぴしょう【柑皮症】

 ミカンニンジン、トマト、ほうれん草など、カロテン(黄色色素)を多量に含む食品を食べた後、手のひらや足の裏など角質(かくしつ)が厚い部分が黄色くなるものです。
 カロテンは脂肪組織と角質に沈着する性質があるためにおこるのですが、特別の害はありません。球結膜(きゅうけつまく)(白目(しろめ))が黄色くならないことで、黄疸(おうだん)と区別できます。
 カロテン含有食品の摂取を控えれば自然に治ります。
 高脂血症の人は柑皮症がおこりやすくなるので、注意しましょう。

出典|小学館
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大辞林 第三版の解説

かんぴしょう【柑皮症】

黄色の色素を含む柑橘類・カボチャなどを多量に摂取して生じる皮膚の黄変。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

柑皮症
かんぴしょう

血中のカロチン濃度が高くなり、手掌や足底が黄色調を帯びる状態をいう。柑橘(かんきつ)類、ニンジン、トマト、ホウレンソウなど、カロチンを多く含む食物を大量摂取したときにみられる。全身が黄色になるのはまれである。子供や菜食主義者に多い。カロチンを含む食物を制限すれば治る。なお、黄疸(おうだん)とは異なり、眼球結膜は正常色である。[安藤巌夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の柑皮症の言及

【黄疸】より

…皮膚,粘膜の黄染は,太陽光線によって比較的明るい場所で確かめる。ビリルビン以外の物質によって皮膚黄染を起こすものに,ミカン,ニンジン,トマトなどを大量摂取したときの柑皮症,あるいはカロチン血症があり,またルチン,アテブリンなどの色素によっても手のひら,足のうらが黄染することがある。したがって,黄疸の診断を確定するためには,血清ビリルビンを測定して,その増加を確かめる必要がある。…

【汗腺】より

…【山内 昭雄】
【汗腺の病気】
 精神性発汗で異常に発汗するものを掌蹠多汗症といい,指先や手掌,足底の皮がうすくむける状態を汗疱という。かんきつ類を多量に食べる人はその色素成分であるカロチンが汗とともに排出され,手掌,足底が黄染することがあり,柑皮症auvantiasisという。いわゆる〈あせも〉は発汗が誘因となっておこる汗疹およびこれが湿疹化したものをいい,〈あせものより〉は多発性汗腺膿瘍といい,汗疹に細菌感染したものである。…

※「柑皮症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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