柳原町(読み)やなばらまち

日本歴史地名大系 「柳原町」の解説

柳原町
やなばらまち

[現在地名]大多喜町柳原

しん町の南、夷隅川右岸に位置し、大多喜往還に沿う両側町。城下七町の一。慶安二年(一六四九)の大田喜根小屋地詰帳(小高家文書)に柳原町分とみえ、田二畝余・畑一一町七反余。寛文四年(一六六四)の柳原村新田畑検地帳(同文書)では新田四町余。元禄郷帳では高一一七石余。元禄一五年(一七〇二)の柳原町明細帳(海保家文書)によれば高一三〇石余、田三町二反余・畑一二町七反余。往還沿いの町の長さ南北二〇一間、東西は二八五間(三口橋から坂鼻小橋まで)、百姓居屋敷内の竹藪二ヵ所。


柳原町
やなぎはらまち

[現在地名]長岡市柳原町・おもて町一丁目・ほん町一丁目・船江ふなえ

文化二年(一八〇五)写延宝年中(一六七三―八一)の長岡町割絵図(安禅寺文書)によると、うら一之町から南に延びる道沿いにあり、うち川に至るかき川のさかい橋を越えると千手町せんじゆまち村。道幅四間半を隔てて東側三四軒・西側三七軒の家並が連なる。「新古伝聞集」(長岡の歴史)に「古来は、柳原には町家無之。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android