核の先制不使用(読み)カクノセンセイフシヨウ

デジタル大辞泉 「核の先制不使用」の意味・読み・例文・類語

かく‐の‐せんせいふしよう【核の先制不使用】

自国同盟国核攻撃を受けた場合に限って、核兵器使用を認める考え方核軍縮効果が期待できる一方、宣言した場合には核抑止力が限定され、通常兵器生物兵器化学兵器を抑止できないなどの懸念もある。

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共同通信ニュース用語解説 「核の先制不使用」の解説

核の先制不使用

敵の核攻撃を受けない限り、核兵器を使用しないとする政策。現在、米ロ英仏中の五大核保有国のうち先制不使用を宣言しているのは中国のみ。中国は米国などに対して宣言するよう求めてきた。一方で、中国は核戦力を増強し、敵の弾道ミサイルを発射直後に探知する早期警戒システムや、敵の弾頭が着弾する前の即時反撃技術も開発しているため、米国などからは技術力の向上に伴い中国が先制不使用政策を変更するのではないかとの懸念が出ている。(北京共同)

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