桂文我(読み)カツラ ブンガ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「桂文我」の解説

桂 文我(初代)
カツラ ブンガ


職業
落語家

本名
桂木 源之助

別名
前名=市川 滝丸,源丸,桂 当笑,桂 文作

生年月日
嘉永2年 3月15日

出生地
大坂・日本橋(大阪府)

経歴
9歳の時、嵐璃寛のもとで初舞台を踏む。その後市川滝十郎の門人となり、市川滝丸と名乗って三枚目専門となる。19歳の時、俳優をやめて蒲鉾屋の養子となったが、源丸の名で素人噺に熱中し養家を飛び出す。明治5年初代桂文枝に入門。初め当笑と名乗り、翌6年文作と改め前座になる。9年中座。10年に「因州因幡」の替唄を作り「鬼の舞」を考案して大流行となる。12年桂文我を襲名小道具を用いた人情噺を得意とし、十八番は「あんま芝居」など。当時の落語界の出来事などを書き留めた「桂文我出席控」は研究家の貴重な資料となった。

没年月日
大正15年 8月4日 (1926年)


桂 文我(3代目)
カツラ ブンガ


職業
落語家

本名
石木 正一

別名
前名=桂 正春,桂 我太呂

生年月日
昭和8年 7月5日

出身地
大阪府 大阪市

経歴
昭和27年2代目桂春団治に入門、春団治没後、30年2代目三遊亭百生に入門、43年に3代目文我を襲名。淡泊な芸風で、「京の茶漬け」「がまの油」などを得意にした。

没年月日
平成4年 8月16日 (1992年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「桂文我」の解説

桂 文我(3代目)
カツラ ブンガ

昭和・平成期の落語家



生年
昭和8(1933)年7月5日

没年
平成4(1992)年8月16日

出身地
大阪市

本名
石木 正一

別名
前名=桂 正春,桂 我太呂

経歴
昭和27年2代目桂春団治に入門、春団治没後、30年2代目三遊亭百生に入門、43年に3代目文我を襲名。淡泊な芸風で、「京の茶漬け」「がまの油」などを得意にした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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