桑の実(読み)クワノミ

デジタル大辞泉 「桑の実」の意味・読み・例文・類語

くわのみ〔くはのみ〕【桑の実】

鈴木三重吉小説。幼くして父を亡くした女性の不運な人生を叙情的に描く。大正2年(1913)国民新聞連載、大正3年(1914)刊行

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精選版 日本国語大辞典 「桑の実」の意味・読み・例文・類語

くわ‐の‐みくは‥【桑実・桑椹】

  1. 〘 名詞 〙 桑の果実楕円形小指の頭ほどの大きさ。こまかい粒の集合しているさまは苺(いちご)に似る。六月頃熟し黒紫色となる。多肉多汁で甘味があり食用となる。また、桑酒に用いる。くわいちご。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「菜順は桑子(クハのみ)を採りて母に供へたり」(出典:東大寺諷誦文平安初期点(830頃))
    2. [その他の文献]〔本草和名(918頃)〕

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