コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

桓譚 かんたん Huan Tan; Huan T`an

3件 の用語解説(桓譚の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

桓譚
かんたん
Huan Tan; Huan T`an

中国,前漢末,後漢初の学者。字は君山。相 (安徽省宿県北西) の人。後漢初に議郎となる。著書に『新論』がある。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

かんたん【桓譚 Huán Tán】

中国,前漢末から後漢初の儒家。生没年不詳。字は君山,相(しよう)(安徽省宿県北西)の人。父が太楽令であったことから音楽にすぐれ,またひろく五経に通じ,文章の才があった。後漢の光武帝のときに議郎,給事中となる。しばしば政治について意見を具申したが用いられず,当時流行の讖緯(しんい)説を否定したことから,帝の怒りをかって地方官に左遷され,赴任の途中病死した。著書に時局を論じた《新論》29編があったが,原本は失われて輯本(しゆうほん)があるだけである。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

桓譚
かんたん
(前40―後31)

中国、後漢(ごかん)初頭の思想家。字(あざな)は君山。沛(はい)郡(安徽(あんき)省)の人。著書に『新論』29巻がある。17歳のとき成帝朝に出仕。今文(きんぶん)章句訓詁(くんこ)の学を好まず、古文派で能文家であった。とくに揚雄(ようゆう)とは師友の交わりを結び、劉(りゅうきん)などと論議を闘わせた。後漢の初め議郎給事中となり、儒者の宗と目された。のちに、光武(こうぶ)帝が信奉する図讖(としん)によって事を決しようと下問した際、老骨に鞭(むち)打ち諫言(かんげん)し、「讖の経にあらざるを極言」したことにより、逆鱗(げきりん)に触れた。しかし斬殺(ざんさつ)を免れて六安(ろくあん)郡丞(じょう)に左遷され、赴任の途中で病没した。『新論』は時説の真偽を問うもので、王充(おうじゅう)思想の先駆となったが、断片断章を残すのみである。そこには、為政のあるべき姿を説く大体論、王莽(おうもう)批判、神仙説批判、神滅論などがあり、鋭い批判精神が示されている。[大久保隆郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

桓譚の関連キーワード安世高応劭華佗班昭叔孫通ヘロン伝国璽清元斎兵衛堅田喜惣治山彦河良

今日のキーワード

日本政策投資銀行

1999年に日本開発銀行と北海道東北開発公庫を統合し、発足した政府系総合政策金融機関。一般の金融機関が行なう金融などを補完・奨励し、長期資金の供給などを行ない、日本の経済社会政策に金融上で寄与していく...

続きを読む

コトバンク for iPhone