20世紀日本人名事典 「桜井勝美」の解説
桜井 勝美
サクライ カツミ
昭和期の詩人
- 生年
- 明治41(1908)年2月20日
- 没年
- 平成7(1995)年7月24日
- 出生地
- 北海道岩見沢市
- 学歴〔年〕
- 日本大学文学部卒
- 主な受賞名〔年〕
- H氏賞(第4回)〔昭和29年〕「ボタンについて」,時間賞(第2回・評論賞)〔昭和30年〕,北川冬彦賞(第1回)〔昭和41年〕「葱の精神性」,勲五等双光旭日章〔平成5年〕
- 経歴
- 日大卒業後、小・中学校の教員となり、昭和43年杉並区立松渓中学校長として退職。少年時代から詩や俳句を「文章倶楽部」などに投稿し、昭和3年私家版の詩集「天塩」を刊行。6年上京し「麵麭」「昆侖」同人となり、戦後は「時間」同人となる。28年刊行の「ボタンについて」でH氏賞を受賞。30年時間賞を受賞し、41年「葱の精神性」で第1回北川冬彦賞を受賞。ほかに「泥炭」や評論「現代詩の魅力」「志賀直哉の原像」「志賀直哉随聞記」などの著書がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報