桜山四郎三郎(読み)さくらやま しろさぶろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「桜山四郎三郎」の解説

桜山四郎三郎(初代) さくらやま-しろさぶろう

?-1732 江戸時代前期-中期歌舞伎役者
初代桜山庄左衛門の弟。貞享(じょうきょう)末から享保(きょうほう)にかけて京坂の舞台活躍。はじめ桜山小太夫を名のったが,元禄(げんろく)13年四郎三郎と改名し,立役(たちやく)をつとめる。やつし,荒事(あらごと),実悪(じつあく)もよくしたが,実事(じつごと)を得意とした。享保17年7月死去。

桜山四郎三郎(2代) さくらやま-しろさぶろう

?-? 江戸時代中期の歌舞伎役者。
初代桜山四郎三郎の子あるいは養子若衆方から立役(たちやく)に転じ,享保(きょうほう)17年(1732)大坂岩井座で2代四郎三郎を襲名。宝暦6年から作者もかね,8年桜山四郎三(しろぞう)と改名した。前名は2代桜山庄左衛門。俳名は南雅。作者名は佐倉戸文作(ぶんさく),のち佐倉文作。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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