日本歴史地名大系 「梅原胡摩堂遺跡」の解説
梅原胡摩堂遺跡
うめはらごまどういせき
北部のA地区は一二世紀中頃から一四世紀を中心とするが、この地区の中央を北西に流れる幅六―一〇メートルの河川を境に南と北で時代や性格が異なる。北側は南北二一・九メートル×東西九・六メートルの総柱建物を最大とする大型の建物と小規模な付属屋的建物とで、二―三棟の建物群を構成する。建物群を取囲む溝はみられず、井戸も検出されていない。これに対し河川の南側は南北四五メートル×東西三五メートルの範囲を幅約二メートルの溝で区画し、内部に中小規模の総柱建物を建てている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報