梅宮神社(読み)うめのみやじんじや

日本歴史地名大系 「梅宮神社」の解説

梅宮神社
うめのみやじんじや

[現在地名]狭山市上奥富

入間いるま川右岸にある。主祭神瓊瓊杵尊・彦火火出見尊・大山祇尊・木花咲耶姫尊など。旧村社。現在は上奥富かみおくとみ・下奥富の鎮守で、江戸時代には三ッ木みつぎ田中たなかさわなど各村の総鎮守。承和五年(八三八)に山城国梅津うめづ郷梅宮(現京都市右京区)から分祀したと伝える。社蔵の鰐口は応永三三年(一四二六)五月三日奉納のもので、「入東郡奥留郷 西方滝梅宮鰐口」の銘があり、当時は西方滝にしがたたきとよばれる地にあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「梅宮神社」の意味・わかりやすい解説

梅宮神社
うめのみやじんじゃ

京都市右京区に鎮座梅宮大社ともいう。元官幣中社。祭神はサカドケノカミ,オオワクゴノカミ,コワクゴノカミ,サカドケゴノカミ。例祭4月3日。橘氏祖神だが,酒造家により崇敬される。

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