植村季野(読み)ウエムラ スエノ

20世紀日本人名事典 「植村季野」の解説

植村 季野
ウエムラ スエノ

明治・大正期の女性 牧師植村正久の妻。



生年
安政5年8月5日(1858年)

没年
昭和5(1930)年6月7日

出生地
紀伊日高郡南部村(和歌山県)

旧姓(旧名)
山内

学歴〔年〕
フェリス女学校卒

経歴
庄屋の家に生まれる。活発な性格で、幼少時には男装して儒者私塾に学んだ。明治8年横浜に出てフェリス女学校に入学。10年には友人の島田嘉志子(若松賤子)とともに横浜海岸教会で洗礼を受け、キリスト教徒となった。15年牧師の植村正久と結婚。以後、植村の伝道活動を支えた。和漢古典に詳しく、一時期漢文教師として明治女学校教鞭を執ったこともある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「植村季野」の解説

植村季野 うえむら-すえの

1858-1930 明治-大正時代,植村正久の妻。
安政5年8月5日生まれ。幼少より活発で男装して儒者の家塾にまなぶ。明治10年若松賤子(しずこ)とともに受洗,15年牧師の正久と結婚。和漢の古典に精通し,明治女学校の漢文教師もつとめた。昭和5年6月7日死去。73歳。紀伊(きい)日高郡(和歌山県)出身。フェリス女学校卒。旧姓は山内。号は秋華

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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