検視官(読み)ケンシカン

デジタル大辞泉 「検視官」の意味・読み・例文・類語

けんし‐かん〔‐クワン〕【検視官】

変死またはその疑いのある死体について犯罪性の有無を判断する検視を行う警察官のこと。日本での検視は、刑事訴訟法により検察官が行うことになっているが、司法警察員に代行させることができ、一般に司法警察員が行う。検視官は、そうした検視を行う警察官通称コロナー

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共同通信ニュース用語解説 「検視官」の解説

検視官

犯罪死の疑いがある変死体などの状況を調べ、事件性の有無を判断する。「死体を見るプロ」と言われる。原則は警視階級の警察官で、警察大学校の「法医専門研究科」を修了し、刑事部門で10年以上の捜査経験などが求められる。検視後、必要に応じて行われる司法解剖にも立ち会う。各都道府県警の刑事部に複数人が配置されている。

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精選版 日本国語大辞典 「検視官」の意味・読み・例文・類語

けんし‐かん‥クヮン【検視官・検死官・検屍官】

  1. 〘 名詞 〙 死体について、その死亡が犯罪によるものであるか否かを調べる官吏
    1. [初出の実例]「警視庁に検視官という職名が、刑事部長直属で新設されたのは」(出典:歌と死と空(1962)〈大岡昇平〉インビジブル・マン)

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