改訂新版 世界大百科事典 「楊秀清」の意味・わかりやすい解説
楊秀清 (ようしゅうせい)
Yáng Xiù qīng
生没年:1820ころ-56
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…50年10月から12月にかけて,広西各地で清軍との戦闘に入り,翌年春,彼は天王を称し,秋には同省永安を占領して〈太平天国〉を樹立した。挙兵以後このころまでは,彼は士気の高揚や厳正な軍規の樹立に現実面でも大きな役割を果たしたが,以後軍・政の実権はしだいに東王楊秀清にゆだねられた。とくに53年(咸豊3)南京(天京と改称)占領後は壮麗な天王府を造営して多数の后妃に取り囲まれ,実際の指導から遊離した。…
…翌年初め,軍を男軍,女軍に分け,モーセの十戒から取った禁欲的戒律に基づく厳しい軍規を定め,洪秀全は天王と称した。9月,広西省永安(現,蒙山県)で国号を太平天国とし,東・西・南・北・翼の5王以下の官制を定め,東王楊秀清を最高司令官とした。
[運動の発展と停滞]
広西各地で苦戦したのち,52年(咸豊2)6月,男女5000~6000人の兵力で湖南南部に入った太平軍は,そこで天地会員や坑夫,貧農,流民などから成る多数の新参加者を加えて,大発展する契機をつかんだ。…
※「楊秀清」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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