デジタル大辞泉
「楽興の時」の意味・読み・例文・類語
がっきょうのとき【楽興の時】
《原題、〈フランス〉Moments musicaux》シューベルトのピアノ曲集。全6曲。1823年から1828年にかけての作。即興的で自由な楽想をもつ。第3曲ヘ短調がもっともよく知られる。
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楽興の時
がっきょうのとき
Moments musicaux フランス語
シューベルトが作曲した6曲からなるピアノ小曲集。1828年出版(作品94、D780)。直訳すると「音楽の瞬間」という題名が示すように、当時作曲の主流を占めていた「ソナタ」の大規模かつ堅固な構成とは対照的に、親しみやすく即興的な性格をもった小品である。その意味でこの曲集は、ロマン派の作曲家に愛好され爆発的に流行した「性格小品」Charakterstück(シューマンの『子供の情景』など)の先駆的作品といえよう。なお、ラフマニノフの初期作品にも同名の小曲集がある(1896ころ)。
[三宅幸夫]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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楽興の時〔シューベルト〕
オーストリアの作曲家フランツ・シューベルトのピアノ曲集D780(1823-1828)。原題《Moments musicaux》。『楽に寄す』とも呼ばれる。6曲からなる。即興的で自由な楽想をもつ小品。
楽興の時〔ラフマニノフ〕
ロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフのピアノ曲集(1896,1940)。原題《Six Moments musicaux》。『6つの楽興の時』とも呼ばれる。全6曲。
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内の楽興の時の言及
【シューベルト】より
…22年にはシュタイアーマルクの音楽協会の名誉会員に推挙されたが,その返礼として《[未完成交響曲]》を作曲した。翌23年は特に実りの多い年で,リート《[美しき水車小屋の娘]》のほか,ロマンティック劇《ロザムンデ》,ピアノ独奏曲《楽興の時》等を作曲し,ピアノ曲や劇音楽にも新境地を開いた。シューベルト自身は,その数多いリート作曲にもかかわらず,ベートーベンを崇敬して,交響曲作家を志し,また初めからオペラの作曲に異常な情熱を燃やした。…
※「楽興の時」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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