榛東(読み)しんとう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「榛東」の意味・わかりやすい解説

榛東(村)
しんとう

群馬県中部、北群馬郡にある村。榛名山(はるなさん)東麓(とうろく)で、村名もこれに由来する。主要地方道がほぼ南北に通じて富岡渋川(しぶかわ)に至る。標高200~480メートル内外に集落耕地が分布し、米作を中心に畜産、野菜栽培などが行われ、観光ブドウ園やシメジなどのキノコ栽培も盛ん。陸上自衛隊第12師団司令部と相馬ヶ原(そうまがはら)の演習場がある。長岡地区の茅野遺跡(かやのいせき)は国指定史跡。同遺跡から出土した土製耳飾りを中心とする遺物は、一括して国指定重要文化財。面積27.92平方キロメートル(一部境界未定)、人口1万4216(2020)。

[村木定雄]

『『榛東村誌』(1988・榛東村)』


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改訂新版 世界大百科事典 「榛東」の意味・わかりやすい解説

榛東[村] (しんとう)

群馬県中央部,北群馬郡の村。人口1万4370(2010)。榛名山南東斜面を占める。北西部は山地で杉の人工林が多く,南東部の緩斜面には畑が広がり,集落も多い。肉用牛,養鶏などの畜産が農業の中心で,シイタケ栽培も行われる。近年ブドウ栽培が盛んになり,観光ブドウ園が多い。高崎市の旧箕郷(みさと)町にまたがる榛名山麓には陸上自衛隊相馬ヶ原演習場がある。
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