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人工林 ジンコウリン

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デジタル大辞泉の解説

じんこう‐りん【人工林】

種まきや植樹などにより、人為的につくった森林。⇔天然林

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林業関連用語の解説

人工林

植林したり、種をまいたりして、人工的に育成した森林をいう。

出典|農林水産省
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世界大百科事典 第2版の解説

じんこうりん【人工林 artificial forest】

人間がなんらかの手を加えてつくった森林のことで,まったく自然に放置されて成立した天然林と区別される。人工林造成の目的は用材,薪炭材などの木材生産であるが,荒廃地,崩壊地の復旧,侵食防止のための砂防林,防風のための防風林,海岸の保全,防潮のための海岸林など特別の目的をもつものも含まれる。 森林をつくる方法は大別して人工造林(造林)と天然更新にわけられる。人工造林は人が種子,苗,挿穂などの造林材料を林地に定着させて次代の森林をつくる方法であり,天然更新は天然にそこにある母樹の種子や切株からの萌芽などを利用育成して次代の森林をつくる方法をいう。

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大辞林 第三版の解説

じんこうりん【人工林】

種をまいたり、植樹したりして人工的に育成した森林。 ↔ 天然林

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

人工林
じんこうりん

産業用の木材生産を目的に樹木植栽で造成された森林。2007年(平成19)時点の日本の人工林面積は1035万ヘクタールで、全森林面積の41%に及ぶ(『森林・林業白書』2012年版)。日本には、スギ、ヒノキなどの木造建築用の有用樹種が存在していたこともあって、城下町の形成の行われる封建時代から人工林が造成されてきた。「吉野林業」で有名な奈良県吉野地方は室町時代から、「スギ林業」の産地として有名な静岡県天竜地方や大分県日田(ひた)地方などは江戸時代から人工林の造成が行われてきた。局地的に行われてきた人工林の造成が全国規模で行われるのは1950年代以降である。2007年時点の人工林1035万ヘクタールの9割以上が1950年代以降の造林地からなっている。戦後の人工林の造成は、植栽地の樹木間の密閉を早め造林費の軽減を図ることを目的に、伐採時の立木本数の3倍から4倍にも及ぶ密植方式の植栽を行った。密植された造林地は、樹木の種内競合を避けるために間伐などによる適正な本数管理を必要とするが、1970年代以降は外材輸入の影響を受けて間伐の実施が困難な状況になっている。そのため、人工林の多くは、間伐の手遅れで成長不全で過密化し、気象災害に脆弱(ぜいじゃく)な森林となっている。
 国連食糧農業機関(FAO)の『世界森林資源評価』(2010)によると、世界の人工林は、熱帯林再生への国際的な取組みや中国などの新規植林によって2005年から2010年にかけて年平均500万ヘクタール単位で増加したとされる。1990年代は熱帯林を中心に毎年1600万ヘクタールの森林の減少が続いたが、2005年以降は森林の減少も収まり、森林の造成時代に転化した状況になっている。他方、ヨーロッパ諸国のなかには、森林の人工林化が極度に展開した国もみられる。上記のFAO資料によると、チェコでは森林に占める人工林の比率が99%、アイルランドでは89%、イギリスでは77%にも及んでいる。人工林は、森林の樹種構成を単純化し、森林の生態系の多様化を失わせる恐れをもっている。それだけに、過度の人工林化は、気象災害などに対する森林の耐性を脆弱化させるものでもある。[山岸清隆]
『全国林業改良普及協会編・刊『私たちの人工林』(2000) ▽恩田裕一編『人工林荒廃と水・土砂流出の実態』(2008・岩波書店)』

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世界大百科事典内の人工林の言及

【植物群落】より

… 自然状態で安定な植物群落を極相という。湿潤な日本の極相は森林であり,昔から手つかずで残されてきた極相の森林を原生林(原始林),雑木林のように人手が加わってできた森林を二次林,造林された林を人工林という。森林の国日本において原生林に近い天然林は少なくなり,とくに照葉樹林は社寺林程度しか残されていない。…

【森林】より

…環境条件に恵まれた広葉樹天然林では各階層が発達するが,シラベなどの亜高山針葉樹天然林では,高木階とコケ階のみの単純な構成となる。針葉樹人工林も同様に階層は単純である。また葉における光合成と植物体の呼吸による消費の差を純生産量といい,それから枯死量と被食量を除いた分が集積したものを植物群落の現存量という。…

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