(読み)カシワ

普及版 字通 「槲」の読み・字形・画数・意味


15画

[字音] コク
[字訓] かしわ

[字形] 形声
声符は斛(こく)。木の名。かしわ。葉は柞蚕(さくさん)を飼い、治淋の薬とし、柏餠を包む。皮は染料木材は堅くて枕木建築に用いる。

[訓義]
1. かしわ。
2. わが国では・柏の字をあてる。

[古辞書の訓]
本草和名〕槲 加之波岐(かしはぎ)、一名、久奴岐(くぬぎ) 〔和名抄〕槲 可之波(かしは) 〔名義抄 カシハ 〔字鏡集〕槲 クヌギ・アラチノキ・カシハ・カシハギ

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「槲」の解説

槲 (カシワ)

学名Quercus dentata
植物。ブナ科の落葉高木,園芸植物,薬用植物

槲 (ズミ)

学名:Malus sieboldii
植物。バラ科の落葉小低木,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android