デジタル大辞泉
「樗蒲」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ちょ‐ぼ【樗蒲】
- 〘 名詞 〙
- ① 中国渡来の遊び。木製で平たい楕円形の四つのさいころの一面を白く、他面を黒く塗り、黒い面二面に牛を、白い面二面にきじを描いて投げ、出た面の組み合わせで勝負を争うもの。かりうち。
- [初出の実例]「博戯者。〈謂。双六樗
之類也〉」(出典:令義解(833)僧尼) - [その他の文献]〔晉書‐陶侃伝〕
- ② 「ちょぼいち(樗蒲一)」の略。
- [初出の実例]「れきとはばくちの事じゃ。ちょぼはってもかたかわくんでも、アア今のすいほうはゆく物じゃない」(出典:歌舞伎・傾城月待山(1757)三ツ目)
- ③ ( 采の目の総数が二一になるところから ) 白魚を二一匹ずつひとまとめにして数えることば。のちには、二〇匹をもいう。また、白魚以外の数にもいう。
- [初出の実例]「白魚を半ちょぼ出して娵拝み」(出典:雑俳・柳多留‐一三(1778))
かり‐うち【樗蒲】
- 〘 名詞 〙 ( 「かり」を投げて勝負をきめる意 ) 中国から伝来した遊び。木でつくった楕円形の平たい四つのさいころを、一面を白く、他面を黒く塗り、そのうちの二つの黒い面に牛を、他の二つの白い面にきじを描く。これを投げ、出た面の組合せで勝負を争うもの。また、その遊びをする人。ちょぼ。
- [初出の実例]「樗蒲(カリウチ)し囲棊し諸の工巧を学びむものぞ」(出典:涅槃経集解巻十一平安初期点(850頃))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の樗蒲の言及
【賭博】より
…遊戯としての賭博の初見は,685年(天武14)9月に天武天皇が大安殿に御して王卿らを呼び行わせた博戯で,御衣,袴,獣皮などを下賜した。このときの博戯は,中国から渡来した[すごろく],樗蒲(かりうち)の類であったと思われる。すごろくは,筒から2個のさいころを振り出してその目の数により,局の上の黒白15個の馬を進める遊戯で,その遊具一そろいが正倉院に収蔵されている。…
【賭博】より
…遊戯としての賭博の初見は,685年(天武14)9月に天武天皇が大安殿に御して王卿らを呼び行わせた博戯で,御衣,袴,獣皮などを下賜した。このときの博戯は,中国から渡来した[すごろく],樗蒲(かりうち)の類であったと思われる。すごろくは,筒から2個のさいころを振り出してその目の数により,局の上の黒白15個の馬を進める遊戯で,その遊具一そろいが正倉院に収蔵されている。…
※「樗蒲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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