ちよぼ

普及版 字通 「ちよぼ」の読み・字形・画数・意味

】ちよぼ

博戯一つ。樗。三百六十駒を以て争う戯。その法は伝わらない。〔晋書、后妃上、胡貴嬪伝〕嘗(かつ)て之れとし、矢を爭ひ、に上(しやう)の指を傷つく。

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【樗】ちよぼ

博戯。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ちよぼ」の意味・わかりやすい解説

ちょぼ

人形浄瑠璃作品を移入した歌舞伎演目に用いられる義太夫節,およびその語り手をいう。人形浄瑠璃と異なり,この場合,義太夫節はせりふのやりとり以外の,情景心理描写の部分だけを受持つ。語り手は,舞台の上手 (向って右) のすだれのかかった場所または舞台床 (ゆか) 上に設けられた「」と呼ばれる演奏所で語る。語源としては,詞章本の受持ちの部分に傍点 (ちょぼちょぼ) を付すところから出たといわれる。近年はこの呼称避け,一般に「竹本」と呼ぶ。

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百科事典マイペディア 「ちよぼ」の意味・わかりやすい解説

ちょぼ

歌舞伎劇で使われる義太夫節のこと。舞台上手(かみて)の(ゆか)または簾(みす)の中で語る。一説には太夫が,自分の本に語る個所にちょぼちょぼと傍点を付けたことから,この語が生まれたというが,確証はない。

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改訂新版 世界大百科事典 「ちよぼ」の意味・わかりやすい解説

チョボ (ちょぼ)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ちよぼ」の意味・わかりやすい解説

ちょぼ

竹本

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世界大百科事典(旧版)内のちよぼの言及

【竹本】より

…そこで文楽(人形浄瑠璃)の太夫,三味線と区別して竹本と呼び,文楽から竹本に転向した者は再び文楽には戻れぬという鉄則が現在も守られている。このため,かつては文楽より下位に置かれ,〈チョボ〉と呼ばれて蔑視された。その後,義太夫狂言は歌舞伎の重要な柱であり,これを支える竹本の存在が重視されて,人間国宝の指定を受ける者も出た。…

※「ちよぼ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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