模写電送(読み)もしゃでんそう

精選版 日本国語大辞典 「模写電送」の意味・読み・例文・類語

もしゃ‐でんそう【模写電送】

  1. 〘 名詞 〙 ファクシミリ一つ文字図面などを走査により電気的信号に変換して伝送し、受信側ではそれを復元記録する通信方式。記録に打点式・放電式などの写真以外の方法を用いるものをいう。

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百科事典マイペディア 「模写電送」の意味・わかりやすい解説

模写電送【もしゃでんそう】

白黒だけの画面,文字などを遠隔地に伝送する電気通信方式。画面を画素に分けて光源で走査し,電気信号に変えて伝送,受信側では信号電流に応じて白黒の記録に変換する。信号電流の強弱は0か最大でよいこと,受信側では現像などの操作を経ずに直接記録すること,の二つが写真電送と異なる。ファクシミリの一方法。

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世界大百科事典(旧版)内の模写電送の言及

【ファクシミリ】より

…ファクシミリの語源はラテン語のfac simileで,英語のmake (it) similar(同形の物を再生する)に対応し,略してファックスfaxともいう。ファクシミリのうち白黒2値画像を取り扱うものを模写電送,または模写電信document facsimile,中間調を含む画像を取り扱うものを写真電送,または写真電信photograph facsimileといっている。ファクシミリは1843年イギリスのベーンAlexander Bainによって発明された。…

※「模写電送」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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