デジタル大辞泉 「権大乗」の意味・読み・例文・類語 ごん‐だいじょう【権大乗】 仏語。大乗の中の方便の教説。諸派の間では互いに、自派を真として実大乗といい、対立する立場を権大乗と称する。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「権大乗」の意味・読み・例文・類語 ごん‐だいじょう【権大乗】 〘 名詞 〙 ( 仮に説いた大乗の意 ) 仏語。素質、能力において劣っている人を真実の大乗の教えに導くため、方便として、相手の理解能力に応じて説いた教え。天台・華厳等では法相・三論等を権大乗とする。権大乗教。[初出の実例]「月氏の付法蔵の二十四人は、但小乗権大乗を弘通して」(出典:日蓮遺文‐神国王御書(1275)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例