権貴(読み)ケンキ

デジタル大辞泉 「権貴」の意味・読み・例文・類語

けん‐き【権貴】

権力を持ち、とうとい身分であること。また、その人。
「―栄達の士は人を人と思わざるに於て」〈漱石吾輩は猫である

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精選版 日本国語大辞典 「権貴」の意味・読み・例文・類語

けん‐き【権貴】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 権力や勢力を持ち、とうとい身分にあること。また、その人。
    1. [初出の実例]「権貴之胤、不年歯」(出典:釈氏往来(12C後)一二月日)
    2. [その他の文献]〔韓愈‐柳子厚墓誌銘〕

ごん‐き【権貴】

  1. 〘 名詞 〙 権力があって地位の高いこと。また、その人やその一族けんき
    1. [初出の実例]「超仏越祖の手段有りといへど、利に向て他之権貴(ゴンキ)に媚る時は」(出典:太平記(14C後)二四)

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普及版 字通 「権貴」の読み・字形・画数・意味

【権貴】けんき

権勢ある顕貴の人。唐・李白〔夢游天姥吟、留別〕詩 安(いづく)んぞ能く摧眉(さいび)折して、貴に事(つか)へん 我をして心顏を開くを得ざらしむ

字通「権」の項目を見る

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