精選版 日本国語大辞典 「樸樕」の意味・読み・例文・類語 ぼく‐そく【樸樕】 〘 名詞 〙 小さい木。叢生する小さな木々。転じて、卑しく下劣なこと。くだらないこと。また、そのような人や物。[初出の実例]「崎嶇踰二磯礁一、蒙茸過二樸一」(出典:山陽詩鈔(1833)四・舟過千皺洋、遇大風浪、殆覆、得上嶹原、宿漁戸、賦此志懲)[その他の文献]〔詩経‐召南・野有死麕〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「樸樕」の解説 ぼくそく【樸樕】 漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。ブナ科クヌギ、カシワ、ナラなどの樹皮。タンニンが多量に含まれており、炎症や皮膚病の収斂(しゅうれん)作用がある。打撲、捻挫(ねんざ)などの腫(は)れや痛みをおさえる治打撲一方(ぢだぼくいっぽう)、化膿(かのう)性の腫れ物および湿疹(しっしん)に効く十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)などに含まれる。 出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報 Sponserd by