最新 地学事典 「橄欖石ノジュール」の解説
かんらんせきノジュール
橄欖石ノジュール
olivine nodule
かんらん石に富む捕獲岩の意味で,ふつうはかんらん岩質捕獲岩を指す。ノジュールは捕獲岩,包有物とほぼ同義で,しばしば団塊状にマグマ固結物中に産するためその名がある。アルカリ玄武岩・キンバーライトなど未分化で揮発性成分に富むプレート内マグマに含まれることが多いが,まれにカルクアルカリ安山岩などの島弧マグマ(目潟・渡島大島)にも含まれる。レールゾライト・ダナイトが最も普通である。日本では目潟火山・隠岐島後・北九州など日本海側(特に西南日本),海外ではハワイ・タヒチなどのホットスポット,バイカル・ラインなどの地溝帯,シベリア・アフリカなどのクラトン(キンバーライト中)に産する。アルカリ玄武岩ではスピネルを含むかんらん岩,キンバーライトではざくろ石を含むかんらん岩が特徴的である。かんらん岩質捕獲岩(または包有物)のほうが使用頻度が高い。
執筆者:荒井 章司
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

