檜木村(読み)ひのきむら

日本歴史地名大系 「檜木村」の解説

檜木村
ひのきむら

[現在地名]多古町桧木ひのき

大門おおかど村の北西栗山くりやま川の支流沼田ぬまた川の水源地がある。江戸時代末期に描かれた村絵図(桧木区有)によると、村の大半が山で、沼田川の周囲に多少の田がある。出沼いでぬま村から大門村へ抜ける道沿いに家があり、畑が広がっている。村の北西には広い秣場がある。天正一九年(一五九一)七月の旗本神保氏の知行書立(千葉県の歴史)に矢作領の内として「ひの木」とみえ、六六石余が神保領。寛文四年(一六六四)の松平重利領知目録(寛文朱印留)に「檜村之内」とみえ、皆川藩領。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では高七六石余、幕府領・旗本神保領。

檜木村
ひのきむら

[現在地名]棚倉町桧木ひのき

伊野上いのかみ村の北、八溝やみぞ山地北端の丘陵地立地。村内を根子屋ねこや川が流れる。土師器を出土する桧木遺跡がある。江戸時代の領主変遷伊野上村と同じ。正保郷帳に村名がみえ高九〇石余、うち田八三石余・畑七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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