武田尾温泉(読み)たけだおおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「武田尾温泉」の意味・わかりやすい解説

武田尾温泉
たけだおおんせん

兵庫県南東部、宝塚西宮(にしのみや)両市にある温泉六甲山地山麓(さんろく)、武庫(むこ)川沿いに湧出(ゆうしゅつ)する。寛永(かんえい)年間(1624~1644)名塩御坊(なしおごぼう)(教行(きょうぎょう)寺)の武田尾直蔵により発見された。泉質塩化物泉旅館武庫川両岸にある。JR福知山線武田尾駅下車。

[二木敏篤]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「武田尾温泉」の意味・わかりやすい解説

武田尾温泉
たけだおおんせん

兵庫県南東部,西宮市北部の武庫川峡谷に湧出する温泉。単純泉で泉温 26℃。江戸時代,武田尾道蔵が発見,明治中期の国鉄福知山線開通に伴い発展し,現在は南東の宝塚,南西有馬とともに阪神に近い代表的温泉の1つ。近くに千刈水源地などの景勝地があり,ハイキング適地でもある。

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