武田清子(読み)タケダキヨコ

デジタル大辞泉 「武田清子」の意味・読み・例文・類語

たけだ‐きよこ【武田清子】

[1917~2018]思想史家。兵庫の生まれ。本姓ちょう。交換留学生として渡米し、日米開戦後に交換船帰国。昭和21年(1946)、鶴見俊輔丸山真男らと雑誌「思想の科学」を創刊した。日本土着の思想とキリスト教とのかかわりや、天皇制などについて研究。世界教会協議会(WCC会長をつとめるなど、幅広く活躍した。著「土着と背教」「天皇観の相克」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「武田清子」の解説

武田清子 たけだ-きよこ

1917- 昭和後期-平成時代の思想史家。
大正6年6月20日生まれ。長幸男の妻。昭和16年アメリカのオリベット大を卒業ののち,コロンビア大,ユニオン神学校でまなび,17年帰国。21年「思想の科学」同人となる。36年国際基督(キリスト)教大教授。日本の土着思想とキリスト教のかかわりを研究。天皇制についても独自の考察をしめす。兵庫県出身。著作に「天皇観の相剋」「土着と背教」など。

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