気候表(読み)きこうひょう(その他表記)climatic table

改訂新版 世界大百科事典 「気候表」の意味・わかりやすい解説

気候表 (きこうひょう)
climatic table

気象台測候所などで長年行われてきた気候観測で得られた資料を,決まった方法で統計整理して作った表。観測地点別に気温降水量気圧風向風速日照日射などの気候要素を,年,月,旬などの期間別にして,平年値,累年値(毎年の値),極値などの形でまとめる。日本では,気象庁刊行の〈日本気候表〉が基本的なもの。一般の人が利用するには,《理科年表》が,国内だけでなく外国の地点も掲載されていて,地点も多く,いろいろな気候要素の統計値がわかり便利である。
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百科事典マイペディア 「気候表」の意味・わかりやすい解説

気候表【きこうひょう】

各地の気候資料を表示したもの。各気候要素の平均値,変動度,再現期間,極値と起日,雪期間,霜期間など,用途によってさまざまの気候表がある。

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