デジタル大辞泉 「気触れる」の意味・読み・例文・類語 か‐ぶ・れる【▽気触れる】 [動ラ下一][文]かぶ・る[ラ下二]1 漆や薬品などの刺激で皮膚が炎症を起こし、赤くかゆくなる。まける。「薬品に―・れる」2 あるものの影響を強く受けて、その風ふうに染まる。「新思想に―・れる」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「気触れる」の意味・読み・例文・類語 か‐ぶ・れる【気触】 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]かぶ・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙① 漆、膏薬などの成分に冒されて、一種の皮膚病になる。皮膚がまける。[初出の実例]「漆(うるし)に患(カフレ)て、遂に一傍蟹を殺し、汁を取りて瘡に塗り」(出典:天理本金剛般若経集験記平安初期点(850頃))② あるものの影響や刺激を受けて、すっかりその風(ふう)に染まる。[初出の実例]「惣体(さうてい)の事が一旦はかぶれるけれど、善悪は三歳児(みつご)にもわかるものだから」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例