水ぽい(読み)みずっぽい

精選版 日本国語大辞典 「水ぽい」の意味・読み・例文・類語

みずっ‐ぽ・い みづっ‥【水ぽい】

〘形口〙 (「ぽい」は接尾語)
① 水けが多い。水分が多くて味が薄い。
洒落本・残座訓(1784)「ひしぎめしは水ッぽく力なし」
② 光や色が薄く感じられるさまである。
木乃伊口紅(1913)〈田村俊子一二「秋が深くなって、縁の日射しの色が水っぽく褪めかけてきた」
③ 打ちとけずよそよそしい。水くさい。
半七捕物帳(1923)〈岡本綺堂帯取の池「なにも彼も打明けて呉れねえぢゃあ、どうも水(ミヅ)っぽくって仕事がしにくいんだが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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