精選版 日本国語大辞典 「水切」の意味・読み・例文・類語
みず‐きり みづ‥【水切】
〘名〙
① 水気を取ること。〔工学字彙(1886)〕
③ 大型和船の舵の部分の一つ。舵の身木の水中抵抗を減らすため、身木の前面に添えて打ちつける細長い材。潮切り。
※今西氏家舶縄墨私記(1813)坤「添身木樫也。羽・桟松、水切は樺・玉楠あり」
④ 和船のみよしの前面部。船が進むときここで水を切るところからいう。潮切り。
※古今集論造船記(1740)「水切厚さ、昔しは中棚付留にて半分、今中にて四分取」
⑤ 水面に石を投げて、水の上をはずませる遊び。〔風俗画報‐二四三号(1902)〕
⑦ 「みずきりせん(水切銭)」の略。
⑧ 茶道で、ひしゃくに湯または水をすくって運ぶとき、しずくが落ちないこと。
⑨ 船に積んだ荷物を陸にあげること。水揚げ。〔現代術語辞典(1931)〕
みず‐ぎれ みづ‥【水切】
〘名〙
① 水がかれてなくなること。水の絶えること。
③ 水気が取れること。
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