化学辞典 第2版 「水酸化ランタン」の解説
水酸化ランタン
スイサンカランタン
lanthanum hydroxide
La(OH)3(189.93).希土類元素中でもっとも塩基性が強い.ランタンの塩化物,硝酸塩,硫酸塩などにアンモニア水またはアルカリ水溶液を作用させると得られる.白色の粉末で,水に難溶.水酸化ランタンは水酸化カルシウムと同様にCO2を吸収し,アンモニウム塩からアンモニアを遊離させる.酸化ランタンやほかのランタン塩の製造中間体として用いられる.[CAS 14507-19-8]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報