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氷州石 ひょうしゅうせきiceland spar

翻訳|iceland spar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

氷州石
ひょうしゅうせき
iceland spar

方解石の無色透明のもの。複屈折が非常に明瞭で,複屈折の実験や偏光顕微鏡などのニコルプリズムに用いられる。英名は産地のアイスランドに由来する。

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デジタル大辞泉の解説

ひょうしゅう‐せき〔ヒヨウシウ‐〕【氷州石】

方解石の無色透明なもの。氷州(アイスランド)で良質のものが産出され、ニコルプリズムに用いられた。

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大辞林 第三版の解説

ひょうしゅうせき【氷州石】

〔「氷州」はアイスランドのこと〕
アイスランド産の火山岩中の空洞などに産する方解石の無色透明の大きい結晶。ニコル-プリズムの材料として珍重された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

氷州石
ひょうしゅうせき
Iceland spar

無色透明、自形結晶をなす方解石の別名。一般には菱(りょう)面体のもので、平行な二結晶面あるいは劈開(へきかい)面の間で複屈折がよく観察されるものが広く知られている。アイスランドのヘルグスタディールHelgustadirの玄武岩の空隙(くうげき)中のものがもっとも良質とされ、Iceland sparの名が与えられた。和名はその訳である。なおsparは割れやすい固体物質という意味である。かつては「ニコルのプリズム」の原材料として重用された。[加藤 昭]

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世界大百科事典内の氷州石の言及

【方解石】より

…モース硬度3,比重2.7102,複屈折ははなはだ高く,方解石を通して文字などを見ると二重に見える。大きくて透明な結晶は,氷州石(アイスランドスパーiceland‐spar)と呼ばれ,アイスランドの火山岩中の空洞などに産出する。そのようなものは偏光顕微鏡のニコルプリズムの材料として珍重された。…

※「氷州石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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