汗疱状白癬(読み)カンポウジョウハクセン(その他表記)tinea pedis

デジタル大辞泉 「汗疱状白癬」の意味・読み・例文・類語

かんぽうじょう‐はくせん〔カンパウジヤウ‐〕【汗×疱状白×癬】

水虫1

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「汗疱状白癬」の意味・わかりやすい解説

汗疱状白癬
かんぽうじょうはくせん
tinea pedis

水虫のこと。白癬菌というカビ一種感染によって起る足底部の皮膚病足指の付け根や指の間,足の裏,土踏まずなどに寄生して,小さな水疱をつくる。あるいは白くふやけたり,ただれたり,表皮が薄くむけたりする。まれには手のひらや指の付け根に寄生すこともあるが,多くは足にできた病変から二次的に発生する白癬疹 trichophytidであり,この部分から白癬菌は証明できない。白癬菌は足の裏に限らず人間の皮膚のあらゆる部分に寄生し,寄生部位によって病名が違ってくる。頭髪に寄生した場合は「しらくも」 (頭部白癬) ,内股臀部にできるのが「いんきんたむし」 (頑癬) ,爪に寄生する「爪水虫」 (爪白癬) ,顔や上肢,胸,腹,背中に寄生した場合は「ぜにたむし」 (小水疱性斑状白癬) になる

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世界大百科事典(旧版)内の汗疱状白癬の言及

【水虫】より

皮膚真菌症の一つ。足に真菌(いわゆるカビ)の一種である皮膚糸状菌が感染して発症する皮膚疾患の俗称で,医学的には足白癬(そくはくせん)tinea pedisあるいは汗疱状白癬という。手や爪の白癬に対しても手水虫,爪水虫と呼ばれることもある。…

※「汗疱状白癬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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